生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

どこよりも早い「実行力」(橋下徹)ブックレビュー

 

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

 

どこよりも早い「実行力」(橋下徹)のブックレビュー(自称)です!

 

電子版で購入し、読み上げ機能を使って一気に読み(聞き?)ました。

これだけ早く読めたのも紙版と同時に電子版を発売してくれたPHP出版さんのおかげです。

感謝!

出版社によっては紙版から遅れてしか、電子版を出せない所もあると聞きますので、よくやってくれたなと思います。

 

橋下さんは「この本にすべて書いた」とTwitterなどで言われていますが、多分それは本当です。政治家時代になされた事のプロセスが本当に詳細に書かれている。

すごく密度が濃いので読み手はウッと来るかもしれません。

これだけの内容で1000円以下ってのはとてもコスパが良いです。1500円くらいにしても良かったんじゃないかな?(買い手としては嬉しいですが(^-^))

 

私は橋下徹さんのファンですが、その大きな理由の1つは実行力です。

しがらみの多い世界で大阪都構想他 多くの事を実行されている。その理由が知りたかった。

本書はまさに私の知りたい「実行力」がタイトルだったので、出版を知った時はとても嬉しかったです。

 

多くの具体的 かつ 実効性の高い方法論が記されていますが本書で最も重要かつ他の人と異なる意見は

 

「実行には組織とその組織の権限者が必要」

 

という事だと思います。

よく組織を横串で刺したプロジェクトがあるが、そこに実行力を持たせるには決定の責任と権限を持つ者が必要だと。

大阪の改革が上手くいったのは松井さんと橋下さんが首長だった時、どちらが上であるかを明確に決めていたからだと言われています。

 

圧巻なのは第7章です。

大阪都構想の経緯について知りたい方はここから読んでも良いかと思います。

夢物語と言われた大阪都構想をどのように住民投票まで持って行ったのか、時系列で書かれているので分かりやすいです。

途方もないプロセスを一つ一つ越えていく様は読んでいて鳥肌が立ちました。

 

1番面白かったのは大阪維新の会で鶏鍋を食べに行った時、橋下さんが

「一人で鍋をつついていた」

というところです。(*´ `*)

あれだけいろいろ成し遂げた人が一人で鍋をつついていたってのが面白かったし、コミュニケーションが苦手な私も親近感が湧きました。

 

他にも

情報の仕入れ方がフォトリーディングに似てるとか、

反対派を近くに敢えて置く、但し決定事項には従ってもらう条件付きで とか、

分からない時は割り箸役となって決めるとか、

判断の基準を部下に示すとか、

ビジョン作りは「逆張りの法則で」とか、

比較優位で決定するとか、

 

印象に残ったしマネしたい内容がいっぱいです。いずれこれらの項目についてもレビュー書きたいです。

 

 

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

 

 

「大阪都構想って何?概要知りたい!」って人や

「橋下徹ってどんな人?」って人や

「絵空事より、いかに実行するかが知りたい」って人にオススメです。