私の周りの多くの人がオススメしていた
「マーケット感覚を身につけよう」
ようやく読んだのでレビューします。
一言で言えば、自分の中で新たな概念が受け付けられた気分です。
読めて良かったです。
まだ消化不良の感が拭えませんが、感想も含めてブックレビューします。
どんな本か?
ざっくり要約するとこんな感じです。
- 価値を認識する能力「マーケット感覚」とは例えると「足元にある金塊を認識する力
- これからの時代で最も必要とされるのは「マーケット感覚」
- マーケット感覚は以下5つの方法で身につけられる
- プライシング能力を身につける
- インセンティブシステムを理解する
- 市場に評価される方法を学ぶ
- 失敗と成功の関係を理解する
- 市場性の高い環境に身をおく
マーケット感覚とは足元の金塊に気づく能力
マーケット感覚とは、足元にある金塊に気づく能力だといいます。
この能力が無いと、どれだけ大金を手にしても不安が消える日は永久にやってこないでしょう、という言葉が印象的でした。
自分に言われているようで・・・
マーケット感覚を身につける5つの方法
自分にはマーケット感覚が無いと強く危機感を抱きましたが、身につける方法が5つ提案されていました。
プライシング能力を身につける
自分自身の価値基準で、ものやサービスに値段を付ける能力です。
何にでも値札がついている日本では身につきにくい能力だとのことです。
私も相場や、原価からぐらいしか、値段をつけられないなぁと感じます。
インセンティブシステムを理解する
人々の行動の根本にあるインセンティブを理解しようということです。
ニュースなどで人々の行動にあるインセンティブは何なのか?
自分の欲望に敏感になることも大事だといいます。
インセンティブ=お金、ではなく、人間関係や、自身の信条、やりがい等、他のインセンティブもあるよなぁというのは納得できました。
市場に評価される方法を学ぶ
ここでの例として、ふるさと納税が挙げられていました。
ふるさと納税は一般市民に選んで貰う必要があるため、ここで返礼品を選ぶ市役所の人たちのマーケット感覚が鍛えられる、というのです。
この例にはなるほどなぁ、と納得しました。
失敗と成功の関係を理解する
ここでとても衝撃を受けたのは
シリコンバレーは失敗に寛容なのではなく、「失敗経験のない人などまったく評価しない」のだ
という一文です。
失敗していないということは全然チャレンジしていない、失敗からの貴重な学びを得て成長していない、というのがその理由です。
マナブさんや、多くの成功された方が口を揃えて言うのは、失敗は必要なことだということです。
言い方の違いはありますが、この点で逆のことを言っている人を見たことがありません。
なので私も失敗をどんどんしていこうと思ってはいるのですが、失敗回避願望をなかなか払拭することができずにいました。
この本によって、失敗していける自分に近づける気がしました。
市場性の高い環境に身をおく
これはもう習うより慣れろってことですよね。
テレビよりはYouTubeの方が市場性は高く、
規制業種より飲食店のほうが市場性は高い、
といった具合ですね。
メーカー勤務の自分はどうしよう。
とりあえず市場性の高いと言われるTwitter、ブログで市場性を磨きます。
自身のマーケット感覚の無さに危機感を感じる
この本で最も感じたのは
自身のマーケット感覚の無さによる危機感
です。
最もまずいと感じているのは、自分でまったく値がつけられない、という点です。
自分で値を付けるという概念すら無かったので、脳の新しい部位をかき回されている気分です。
ただ、今までの経験上、新たな概念が植え付けられた後はバックグラウンドで脳がいろいろやっていて、時間とともに能力が身につくのではないかと思います。
とりあえず
- このサービスは自分にとっていくらの価値があるのか?
- このサービスはコスパ良いのか、悪いのか?
という2点を考えていきたいと思います。
うーん、この本は図書館で借りたのですが、まだ消化不良です。
Amazonで中古の値段を見たのですが、100円くらいしか安くなってないのですよね。
やはり良本は値崩れしにくいのでしょうね。
うーん、正直今までちきりんさん 毛嫌いしていたんですよね。
すごく損した気分・・・
今からでも遅くないから他の著書も読みたいと思います。
Voicyも始められたようなので聞いてみよ!