生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

革命には痛みが必須なのか【大阪都構想 住民投票結果判明前の所感】

すみません、昨日大阪都構想について書いたのですが、引き続き書きます。

やはり住民投票の結果が出てから書くのは嫌なので、結果が出る前に書きます。

そして、私自身はあんまり政治の話はしたくないのですが、(支持団体の反対陣営からバッシングされるから)今回、ちょっとだけ政治色の強い話をします。

私はおおさか維新の会を支持しています。

最も大きい理由は、財政破綻寸前の大阪を立て直したからです。

今回はこれについて書きます。

中立な情報が欲しかったので情報源はすべて大阪府のホームページ、Wikipediaから引用しました。

 

大阪はかつて、財政再建団体転落の危機があったそうです。

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大阪府ホームページ(

http://www.pref.osaka.lg.jp/annai/qa/detail.php?recid=812)より引用


 財政危機を何とかするため、まぁいろいろ努力されていたようなのですが、平成13年から平成19年にかけて、毎年度の財源不足を補うため、減債基金より、総額5,202億円の「借入れ」をしていたたそうです。

この「減債基金」というのは府債の償還財源を確保し、財源の健全な運営にするため資金を積み立てるための基金で、基本 使ってはいけないお金なのだそうです。

 

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太田房江 - Wikipedia より引用

 

橋下さんが大阪府知事に就任した平成20年からはこの減債基金から新たな借り入れをお行わないことにしたのだそうです。

 

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大阪府/減債基金の復元 より引用

 

そして今、状況は依然厳しいながら、使われた減債基金は戻りつつあり、財政も戻る方向に進んでいるようです。

 

www.pref.osaka.lg.jp

 

要約すると

大阪は2000年時点でかなりやばい財政状況だった

2007年度時点では表に見える赤字は減っていたが、その裏で使ってはいけない減債基金を5,202億円も切り崩していた

2008年度から橋下氏が府知事に就任して減債基金の切り崩しは止めた。以来、財政は良化し、減債基金も戻る目処が立ちつつある

 

大阪を財政危機から戻したのはおおさか維新の会の功績だと思います。

既存政党にできなかったことをやった。

なので私はおおさか維新の会を支持します。

 

何でこんなことを書いたのかというと、大阪都構想が否決された時のことを考えたからです。

今回否決された場合、おおさか維新の会は解党するかもしれない。

そうなると私はかなり辛いなぁと思ったからです。

今までも革命には多くの血が流れてきました。

「無血革命」と言われた明治維新ですが、実は多くの死人が出ています。

そして、差別で弾圧されていた下級武士の力が大きかったです。

大阪都構想が今回否決された場合、それはやはり痛みが足らなかったからなのかなと思います。

そしておおさか維新の会を失った場合、大阪はかなりの痛みを負うと思う。

もしかしたら財政再建団体になってしまうかもしれない。

でも、仕組みを変えるにはもうそれくらい痛みがないとダメなのかなとも思います。

 

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 減債基金について知ったのはこの本だったような気がします。

一方の言い分だけだと本当かどうかわからなかったのですが、今回いろいろ調べて、まぁ自分の認識は正しいのではないかと思いました。

 

 

竜馬がゆく(一) (文春文庫)

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 「実は明治維新 かなりの血が流れている」

って知ったのは竜馬がゆくを読んでからです。

文字通り「命知らず」の人間が多く出てくることに驚きました。

切腹の介錯をミスった親族に対して切られたほうが

「ちゃんとやれや!」

的なことを言った、的な記述があった気がするのですが、これ読んだ時は戦慄しました。なんちゅー価値観・・・

もう一度読んでみたい気もします。

 

おまけ 太田房江さんについて

今回の記事を書くにあたって、太田房江さんについてちょっと詳しくなりましたので書きます。

私もこの記事を書く前には悪の権化っぽく思っていたのですが、同情できる部分もあるのかなと思います。

女性であそこまで上り詰めておられますし、優秀だとも思います。

大阪府知事に就任した当時、既に財政がかなり厳しかったのも同情できる点ですが、違法ではなかったとは言え、減債基金を6年以上の間に5,202億円も切り崩し、それを公表していなかったというのはまずいと思います。

まぁでも、財政再建団体転落の危機だったので本当にお気の毒って一面もあるのですがね。

そんな状態からおおさか維新の会は立て直しを図り、2年で黒字化。以降、10年以上経ちますが状況を良くしていっています。

10年以上ボロが出ないのであれば、それは信用していいのではないかと思います。

太田房江さんが悪いというわけではなく、おおさか維新の会がそれ以上に成果を上げた、って言う方が正しいかもしれません。

ただねー、ちょっと嫌なページを見つけてしまって

2019.osaka-jimin.jp

今回、認識を改めた情報が掲載されていたページでもあるんですけど、

減債基金の使い込み?いいえ、最善策です

って言ってるんです。

確かに破産寸前の状況で仕方なかったってのは分かるんですけど、

平成23年には終わる予定だったとか、

減債基金を使ってたほうが利子がつかずに府民の負担が少なかったとか、

ちょっと振り返りにしては酷い内容だなと。

既存政党の人達って、大阪府を破産させかけてしまったっていう反省が全然無いんですよね。

せめて、

あの時はここが悪かった。なのでこれからはこうする。

とか言ってくれたら話を聞こうかなとも思うのですが。

 

2021/11/01追記
今見たら、リンク先のページは無くなっていましたね。
似たようなページがこちら。

 

osaka-fus.com

さすがに「最善策」とは言わなくなったけど、まだ認めてない感じですね。
まぁ昨日 2021/10/31の衆議院選挙では日本維新の会が大阪のほとんどの議席を占め、自民党は議席がゼロになってしまいました。

因果応報がきちんと機能していて、嬉しい^^