ミサトさん・・・( ;∀;)
シン・エヴァンゲリオン劇場版を観て、まだ余韻に浸ってます。
頭の中でお寺の鐘がグワーングワーンって鳴ってる感じ。
巷では賛否両論あるし、知人の中には旧劇場版「Air/まごころを君に」
の方が良かったという人もいて、これには驚きました。
私はと言うと、めっちゃ良かったなと思っています。
何が良かったって、
「きっちり終わらせた」
ってことにあると思います。
だって、今までちゃんと終わらせてなかったんですよ。
TV版は制作時間が足らなくて、なんか自己啓発みたいな感じで終わってしまって。
当時学生だったのですが、それはそれは腹が立ちました。(="=)
そして不完全だった25話、26話を映画版として「Air/まごころを君に」として出たんですよね。
まぁそれもシンジ君が発狂するし、アスカはぶち殺されるし、挙句の果てに最後は
気持ち悪い
でしょ。
今思い出しても、胸がむかつきますもんね。(="=)
今なら、あれも一つの結末の形、と捉えることができるのですが、まぁ後味が悪かった。
ちなみに、TV版と旧劇場版 の間に一つ、もう一つ劇場版が挟まってまして。
それはTV版のダイジェストとAirを組み合わせたものでして。
「いや、中途半端なもの出すなよ(="=)」
と当時は思ってたんですけど、今思い返すとこれはこれで良かったです。
Airのラストって、アスカの2号機が自衛隊相手に大暴れするんですよね。
そしてエヴァ量産型がバァサッ!って翼広げて、12体?
くらいで空に円を描いて飛ぶシーンで終わるんですよね。
で、そこに流れるのが「魂のルフラン」
いやー、マジでカッコ良かった。
魂のルフランは今でもよく聞きますし、カラオケも歌います。
エヴァ量産型の禍々しいフォルムは伝説クラスだと思います。
歴代エヴァ、使徒の中でもナンバーワン。
あ、シン・エヴァンゲリオンに出てた電源供給用44Bも、なかなかの気持ち悪さでした。
思いもかけず、話が長くなりました。
そして、リビルド。
庵野さんが何を思ったのかは知らないですけど、再び作り直してくれることになりました。
そして序、破 まで観た時は、
「あ、前向きな方向に変えてくれるんだ!o(*゚▽゚*)o」
と、それはそれは嬉しかったです。
「破」については当時映画館で3回観ました。
ところがそんな期待は「Q」で打ち砕かれます。
なんだ、あの鬱展開は・・・
そして9年の時を経て、今回のシン・エヴァンゲリオン。
「Q」で鬱展開に傾いた流れも戻してくれた。
「破」ほどの超絶ポジティブまでではないですけど、私にとっての納得ラインになってくれた。
多くの伏線も回収してくれた。
広げに広げた風呂敷を、畳んでくれた。
よく終わらせてくれたなーと、本当に感謝です。
そしてこれはここまで書いて、歴代の作品を振り返って思ったことなのですが、シン・エヴァンゲリオンを観ると、それまでの作品の持つ意味が変わった気がします。
特に「Q」は、ミサトさんの冷たい態度が持つ意味、かなり変わってきますよね。
そしてTVシリーズ、旧劇場版、シン・エヴァンゲリオン共に、描き方は違えど、流れは同じなのですよね。
それまでの作品の持つ意味すら変えてくるシン・エヴァンゲリオンってすごいなーって、書いてて思いました。
これ、読み応えありました。
文中に「お焚き上げ」ってあったのが面白かった。^^
シンジ君が一人ずつ見送っていく様はまさにお焚き上げというか、成仏というか。
私、ずっとこのような考察ものを見てこなかったんですよね。
全部終わったから、改めて見てみようかなと思います。
シン・エヴァンゲリオン観た人は絶対コレ、見たほうがいいです。
本当に10倍くらい面白くなる。
ここで岡田さんは
「シン・エヴァンゲリオンは卒業式」
って言われてます。同感です。
岡田斗司夫って人の力をようやく実感した気がします。
いやー、すごいわ。
いや、またデブになってんじゃん!!!( ゚д゚)
すんません、これを言いたかっただけです・・・(;・∀・)
終劇