プリントアウトしないとソースコードを追うことができません。
昔から、ここ一番という時は必ずソースコードを印刷して読んでました。
「え、プログラミングなのに、プリントアウトとか原始的じゃない?」
って思います。
でも、プリントアウトしないと、頭に入らないんですよねー。
プログラムって、関数がつながってできていて、処理を追いかけていこうと思うと、
一つの関数から、別の関数が呼び出されていて、
その関数はまた別の関数を呼び出していて・・・・
って感じで数珠つなぎなんですよね。
何を引数に呼び出していたかも覚えていないといけないので、
これを脳内で処理しているとあっという間に脳内メモリはパンクしてしまいます。
モニターに複数ウインドウで表示することもできるのですが、それで対応できるのはせいぜい2つの関数程度で、3つが限界。
4つ以上は絶対に無理です。
私が実装時に出社するのは、プリントアウトするのも理由の一つです。
ただ、逆に言えば、プリントアウトすれば理解できるんですよね。
これは方程式が成り立つ気がします。
プリントアウトしてわからなかったことは記憶の限りではありません。
今日もプログラムをA4横に5枚プリントアウトして、
鉛筆でマークしながら処理を追いかけていたのですが、
バグの解決策が見つかった気がします。
バーチャルディスプレイでソースコードを追いかけたい
というわけで、プリントアウトして、鉛筆でマークしながらソースコードを追いかける、という原始的な方法でプログラム作業をやっている私です。
やっぱり紙と鉛筆は強いなぁと思います。
この状況が変わるのは、バーチャルディスプレイの普及かなと思います。
バーチャルディスプレイとは、以下のようなものです。
これは、ARヘッドセットを装着していると、架空のディスプレイを表示できる、というものです。
この技術を使うとディスプレイを2つと言わず、5つでも、10個でも並べることができます。
てかディスプレイにこだわる必要もなくて、目の前の空間に無限にソースコードを表示させることもできます。
時代はペーパーレスと言われて久しいですが、この技術が実用化すればいよいよ本当にペーパーレスの時代が来そうな気がしますね。
目の前のAR空間にでっかい模造紙を広げて書いたり、
ソースコードを並べて関連する関数同士をマーカーで強調してつなげて見たりしたいですねー。