生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

海を沸かすな

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「海を沸かすな」

という言葉は勝間さんからどこかで聞いた気がします。
おそらく、出どころはマッキンゼーだったかと思います。

私はこの言葉を

 

「海を沸かすような愚行を起こさず、小さく区切って取り組んでいけ」

 

という感じで捉えています。

海に火をかけてその水を沸かそうとしても、そんなの不可能ですよね?
そうではなく、海の水を区切って沸かす。
鍋とかにすくい取ってから、沸かす。

この例だと、誰でもわかります。
誰も、海の水をいきなり沸かそうとはしない。
ところがこのような行為を、仕事などではやりがちです。

いきなり、すべての問題を解決しようとする。
当然、うまくいかない。

逆に、どれだけ絶望的と思われる問題でも、
小さく小さく区切って、小さくして取り組むと、うまくいく。

 

私の例を2つ、ご紹介します。

1つは乾燥肌。
私は酷い乾燥肌で、全身ガサガサでした。
皮膚科の先生は保湿が大事だといいますが、全身のケアを毎日など、とてもできない。
そう思っていたので当然、保湿も全然やりませんでした。
海を沸かそうと思い、その作業の膨大さから最初からあきらめていたんですね。

最近

「そうだ、保湿も「海を沸かすな」の考えで、小さく区切ってやってみたらどうだろう?」

と思い。左腕の前腕部のみに絞り、1日2回の保湿をやってみたのです。
そうすると、3週間くらいで私の人生史上最高くらい、すべすべになりました。
毎日でなくとも、ちょっと気になった時に保湿している程度で良い状態をキープできるようになりました。
今はまた他の部位に区切って、順次保湿を進めています。

 

もう一つはプログラミング。
私は工学部情報工学科なのにプログラミングができないことが、
長年のコンプレックスでした。
何度かプログラミングにチャレンジしてきたのですが、その目標が

 

「職場でエースになること」

 

だったんですね。
無理に決まってますよね。
まさに海を沸かすが如き愚行......。

それが2年前、人生戦略セミナーという講座を受けて、

 

自分の趣味の範囲でいいから、少しずつやっていこう

 

と決意し、以来、昼休みの数分間を使って、Pythonの学習を始めたのです。
それから2年。
私は異動先の部署でPythonで業務システムを2つ開発し、
今も新たな言語を立て続けに学習中です。

こんな感じ。

当時は意識していなかったのですが、結果的には海を区切って、小さい範囲で水を沸かして、結果を出せたのだと思います。

 

皆さんも一度

 

「自分は海を沸かしてないか?」

 

と自問して、なかなか解決しない問題は、小さく区切って取り組まれるのをおすすめします!( •̀ᴗ•́ )