中学生の頃、うちで猫を飼っていました。
アメリカンショートヘアっぽい毛色の雑種です。
父が拾ってきて飼うことになったのです。
うちの父があのような行動をするのは本当に珍しく、非科学的なモノをあまり信じない私でも、あれは何かの運命だったのではと思っています。
それくらい彼女(メスでした)は、私達家族に多くのモノを与えてくれました。
私が中学の頃いじめを受け、危ういところを癒してくれたのも彼女でした。
もうすぐ30年経ちますがその時の彼女の感触、鳴き声、自身の嗚咽を今でも覚えています。
そんな事を思い出したのは、勝間さんのこの動画を見たからです。
テーマは「起きている事はすべて正しい」
ここで言われる「正しい」は、「良い」という意味の正しいではないと解釈しています。
私はこれ、「必然」が近いかなと感じています。
「必然」と聞くと自分や誰かが悪い、というニュアンスも感じがちなのですがそうではなく
「そうなるようになった」という感じでしょうか。やはり表現が難しいです。
起きている事を事実、現実と認めた上で、先に進もう、という意味ではないかと思ってます。
内容としては何度となく聞いた事があるにも関わらず、私への心と身体に入ってくる度合いがそれまでとはケタ違いでした。
今までの育ちで納得できない事、
学生時代の部活で全く振るわなかった事、
仕事で理不尽と思う事、
自身の越えられない壁...
自身が認知できていない現実を次々に自覚する事ができました。
そしてこれらを認めない限り、先に進めない事も今までより深く理解できた気がします。
なぜここまで響いたのか?
それはこの動画を撮った時の勝間さんの心境にあると思います。
この動画を撮った時、勝間さんはパートナーと別れた直後でした。
増原裕子さんとのパートナーシップを解消しました。本当に悲しいです。 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
普通なら辛過ぎてブログ、動画どころではないと思います。
声のトーンや表情からも悲しみが溢れてます。
でもそんな中、勝間さんはご自分の心境を素直に発信されました。
で、とてもキツい状況なのに
「起きている事はすべて正しい」
と、肯定された事に、とても心が動かされたのだと思います。
で、その時に勝間さんが抱いていた猫のチロちゃんが勝間さんに寄り添う姿にも、とても心を打たれました。猫というのはなんであんなに飼い主の心情に寄り添えるのかなぁと不思議に思います。
自らの辛い状況から目を逸らさず、自身の教えを実践するその姿に、勝間塾に入って本当に良かったなぁと感じました。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 単行本
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と言いつつ、まだ私、この本読んでないです。読まねば汗
「勝間塾ってどんなとこ?」ってのがある程度分かる本です。
勝間さんの良いところは
宣伝に関わってないので発信する情報にバイアスが少ない事、
良い意味で愚直で真っ直ぐな事、
かなぁと思いますねー。