最初にこれを読んだ時は
「え?あれ?あんまりおもしろくない。知ってることばかりだし・・・」
って思ったんですね。
で、気づいたんです。
「あぁこれ、勝間塾でいっつも聞いている話だ!」
と。
勝間塾では毎月月例会があり、勝間さんの話が2時間聞けます。
そこでよく言われることが、この本には詰まっています。
正直、この本を読むだけで実践できたら勝間塾に入る必要はないかなーとも思ってしまいます。
「不幸になる生き方」ってのは誤解される方も多そうなのですが、
不幸になる生き方を熟知し、それを避けることで幸福になろう
という趣旨の本です。
読みやすいし、実践的な内容なので、幸せになる生き方をとにかく実践したい方はこの本に書かれていることを片っ端から実践してみてはどうかと思います。
最も大事なのは「他責の人」から「自責の人」になること
不幸になる生き方 (集英社新書) より引用
本書の最初に書かれており、最も大事と言われているのは
「他責の人」から「自責の人」になること
です。
イラストがなかなかシュールで印象的ですよね。
7つの法則とか書かれていますが、すべてこの「自責の人」であることがベースになっています。
そして注意点として、
彼岸の人にならないこと
があります。
彼岸とは「理想、幻想」を指しています。
- 「誰一人落ちこぼれない」とか
- 「争いの全くない世界」とか
- 「完全無欠な人間」とか
ですかね。
何かと周りのせいにする人、
でかい理想を掲げて地に足がついていない人、
いますよね。
確かにこういう人たちは、幸せには見えないです。
私も仕事が進まないのを周囲のせいにしたり、
誰一人傷つかない世界、などできもしない理想を掲げたり、
部分的に他責であったり、彼岸の人の部分があったりします。
また「自責」っていうと、何でも自分のせいにする、辛い人ってイメージがありますが違うんですよね。
自分が影響を及ぼせる範囲で、主体的に進める、というイメージです。
- 社会情勢を良くしたい→与党をぶっ潰そう!
- 会社が働きにくい→社長を変えよう!
この辺りの考えは、他責な上に彼岸の考え方かなぁと思います。
こんな趣旨のツイートをよく見るし、トレンドに上がってるのには本当に辟易します。
- 社会情勢を良くしたい→選挙に行く、少額でも寄付をする、身近なボランティアに参加する
- 会社が働きにくい→同僚、直属の上司に仕事のやり方を提案する、転職活動をする
この辺りが自責で、彼岸を向いていない活動、って感じでしょうか。
自分の影響力の範囲で行動できる事績の人となり、
彼岸を目指さず、地に足ついた活動を続けて、
幸せになっていきたいなと思います!( •̀ᴗ•́ )