生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

サラリーマン川柳に見る、言語化の力

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毎年発表されているサラリーマン川柳が今年も発表されました。

今年は、コロナを取り巻く状況を上手く表現したものが多かったようです。

 

第1位「会社へは 来るなと上司 行けと妻」(なかじ 30代/男性)
第2位「十万円 見る事もなく 妻のもの」(はかなき夢 30代/男性)
第3位「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」(リモートの達人 50代/男性)
第4位「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」 (鬼嫁一家 30代/男性)
第5位「じいちゃんに JY.Parkの 場所聞かれ 」(けぇぽっぷ 40代/女性)
第6位「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」(松庵 50代/男性)
第7位「お父さん マスクも会話も よくずれる」(さごじょう 30代/男性)
第8位「YOASOBIが 大好きと言い 父あせる」(テンビ 50代/男性)
第9位「お若いと 言われマスクを 外せない」(エチケット 50代/男性)
第10位「抱き上げた 孫が一言 密ですよ」(白いカラス 60代/男性)

第34回『第一生命サラリーマン川柳』大賞決定 「会社へは 来るなと上司 行けと妻」【ベスト10発表】(オリコン) - Yahoo!ニュース より引用

 

私は、1位、4位に共感しました。

家にいると、妻には嫌がられますね(苦笑)

また、妻の挙動は確かに集中しておかねばなりません。

洗濯物を干す時は手伝い、買い物から帰ってきたら冷蔵庫にものを入れるのを手伝う。

 

改めて思うのが、言語化の力です。

これらの川柳を、「あるある(笑)」と、理解や共感することはできる。

しかし、ほとんどの人がこれらの川柳を作ることができない。

皆、同じ経験や同じ感覚があるはずなのに、です。

これは、私達が日々感じていることを「言語化」できていないことの証左ではないでしょうか?

いろいろ頭で考えたり、話したりして、自分の周りや内部のことを把握しているつもりで、実はできていない。

私は、言語化できていない割合は2割くらいかなぁと思っていましたが、

最近は言語化できているのは文字通り「氷山の一角」ではなかろうか、と思うようになりました。

言語化できている部分の方が、遥かに少ない。

そう考えると、

 

  • 自分の意図と相反する行動を取ってしまう人が多く存在すること
  • コーチングで救われる人が多いこと
  • 文学で日々ベストセラーが生まれること

 

この辺りに合点がいきます。

 

  • 自分のことを把握できていないから思ったように行動できない
  • 自分のことを言語化する助けになるから救われる
  • 人々や社会に横たわる空気を的確に言語化して、多くの人の共感を得る

 

そう考えると、自身の周りや自身の考えを多く言語化するということは、

自分が生きるのをより楽にしてくれるのでは?と思います。

 

「言葉の力」について、もう少し考えていきたいと思います。