生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

会社システムのIT化、DX化には、当事者にしかできない仕事がある

DX デジタルトランスフォーメーション、という言葉が流行る現代、
会社システムのIT化、DX化ってのはどの企業でも行われているのではなかろうかと思います。

 

今回はこのシステムのIT化、DX化には、当事者にしかできない仕事がある

ということについて話したいと思います。

 

システムのIT化、DX化はほぼ外注されます。
しかし、外注だからといって全てを

 

いー感じでお願い!😉

 

とか言っていると、痛い目にあいます。
それ以前にシステムが完成しない。

 

システムのIT化、DX化には、当事者にしかできない仕事があります。
それは

 

自社業務のとりまとめ

 

です。
これは、世界広しといえども、その会社の人間にしかできません。

 

Webアプリを作れる人

システムを設計できる人

コーディングできる人

 

っていうのは世の中に多く存在します。
お金を積めば、優秀な人も雇えるでしょう。

しかし、どれだけ優秀な人、会社でも、
システム化する業務をまとめたものをインプット情報として、モノを作ります。

 

このインプット情報に抜け漏れ、誤りがあると、
出来上がるシステムにも当然、抜け漏れ、誤りが発生します。

 

こればっかりは、どれだけお金を積んでも得られません。
自社の人材で何とかアウトプットしていく他ないのです。

 

私は今、社内のユーザー登録処理システムの刷新の業務に携わっています。
まさに今、旧システムの処理内容を取りまとめて、
要求しようとしてまとめている最中です。


チームで取り組んでいますが、旧システムに精通した人は1人しかいません。
その人に聞かないと、なぜそのようなフローになっているのか、
新しく作ったフローに問題が無いかどうか、わからないのです。

 

仕方ないのでその人を取り囲むようにして旧システムの仕様や経緯を聞き出し、
新たなフローやデータ構造を取り決めています。

 

このような工程はデジタルで、リモートで、などというスマートなやり方は通用しません。

 

職場の一室に集まり、

顔を突き合わせて議論します。

 

新旧のフローや新旧のデータテーブルを参照しながら議論するので、
モニターが1つでは足りません。
データテーブルやフロー図を印刷して、それを見ながら議論します。
ホワイトボードも議論を進めるのにとても有効です。

 

なんでこんな泥臭い仕事を・・・

 

と、昔の私なら思ったかもしれません。
しかし今はそうは思いません。

 

なぜなら、今、私が取り組んでいる業務は、世界広しといえどもそうそう人の替えが効く業務ではないと知っているからです。

 

  • 会社のシステムについて精通している
  • ITやシステムについての知識がある程度ある

 

この2条件だけで、全世界70億人→数人 へと一瞬で絞られます。

私は選ばれし精鋭なのです!!!( •̀ᴗ•́ )

 

・・・ウソです(;・∀・)
選ばれし精鋭は、旧システムに精通した1人だけです。
残りのメンバーは、ITの知識があればいいので、まぁ替えが効きます。

とは言え、社内で作り上げていかなければならないアウトプットです。
重要な業務には違いありません。
今年最後の大仕事です。
全力疾走して、年末年始はしっかりと休みたいと思います。

 

自社業務の取りまとめ」はシステムのIT化、DX化に不可欠!

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会社システムのIT化、DX化には、当事者にしかできない仕事があります。

それは、自社業務の取りまとめ です。

その作業は泥臭く、スマートさのかけらもありません。
しかし、世界でも数人しかできない、替えの効かない重要な業務です。

もし皆さんがそんな業務にぶち当たった時は、

全力で、ぞうきんを絞るように、

脳内から情報を絞り出していただきたいなと思います。

 

今日ご紹介した内容はこの本を読んで感じたことです。
この本を読んでなかったら、今取り組んでいる仕事の重要性は認識できずに心折れていたかもしれません。

「ツール型IT」「プラント型IT」という概念が非常に目からうろこです。

第一章だけでも読んでいただきたいなと思います。