先日テレビを見ていたら、JR西日本のDX異端児、的な内容が放送されてまして。
線路の幅を10mの糸を使って1mずつ測るという途方もない作業をデジタル化したというのです。
で、膨大なデータを蓄積して、どこを優先してメンテナンスすべきかも見えるようになったとのことです。
動画があったので貼っておきます。
この作業を、糸と人でやっていたのかと思うとゾッとします。
まさに救世主。
それがきっかけでDXの部署ができて、データを活用した改善案を社内外に公募したところ、社内から素晴らしいアイディアがどんどん出てきたとのこと。
DXの部署に人がどんどん入ってきたそうです。
それでもしばらくはうまくいかない日々が続いたそうなのですが、コロナ禍で転機が。
列車の混雑状況をリアルタイムで把握したいという要望に対して、
「車体を平行に保つための油圧」
というデータに着目して見える化を実現したとのこと。
すごいアイディアですよね。
そして今度はJAXAと連携して、人工衛星などの予防保全を始めるということです。
どんどん仕事の幅が広がりますよね。
このようなDXにとても憧れます。
まず、人を救っている。
線路幅を検査するという、気の遠くなるような作業から、人を救っています。
何度でも言いますが、まさに救世主。
自分が作業当事者なら神と崇めることでしょう。
次に、コロナ禍で列車の乗車率をリアルタイムに把握したいという喫緊の課題に対して、車体を平行に保つための油圧、というまったく関係ないと思われるデータに着目し、活用したこと。
このような発想はカッコいいと感じます。
そして、宇宙事業というまったく異業種にまで仕事の幅を広げているところ。
このような地に足のついた仕事の幅の広げ方に、強く憧れます。
私も、このような仕事がしたい。
そして今、私が所属している部署、私が行っている業務は、このような業務ができるチャンスがあります。
以前、備品の貸出管理をQRコードとICカードリーダーを使って効率化した時は楽しかったです。
規模は小さいながらも、携わる人の作業を軽減できたという実感がありました。
今、私は、技術的な課題や業務量に潰されがちなのですが、憧れに近づけるよう少しずつでもやっていきたいと思います。