ネットで「DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)」についてググってたら見つけた一冊。
幾度となく瞑想、マインドフルネスに挫折してきた私ですが、今回は何としてもマインドフルネスを習慣化したいと強く思いました。
理由は以下の2つです。
- マインドフルネスは脳のエネルギー消費を抑えて、疲れにくくなる
- マインドフルネスを続けると、疲れづらい脳が手に入る
また
「決まった時間、同じ場所でやる(脳は習慣が大好き)」
ってのも私に響きました。
とりあえず「寝る前」「自室の椅子」と時間と場所を固定してやってみたいと思います。
DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)とは?
DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)とは、意識的な活動をしていない時にも活動するモードのこと。
要はボーッとしてても人間はいろんな事を考えていて、エネルギーを消費しているんですね。
そのエネルギー消費量は、脳のエネルギー消費全体の60〜80%というから驚きです。
また、自我を司る部位でもあるとのことです。
ネガティブ体験の反芻もDNMの一種になります。
モヤモヤと考えていると、ずっと寝転んでいてもちっとも休めていないのですね。
自身の体感とも一致します。
脳は、変えることができる!【脳の可塑性】
いろいろ書いているのですが、要はマインドフルネスを続けると脳の構造が変化して、疲れづらい脳に変化するらしいのです。
脳の構造を変化させることができる、というのは私にとってとても魅力的な内容です。
「脳を洗浄する」というパワーワード
「脳を洗浄する」
何という甘美な響きでしょうか・・・。
睡眠中、脳には脳脊髄液という洗浄液が取り込まれ、
「アミロイドβタンパク質」という脳の疲労物質を取り除いてくれるのだそうです。
アルツハイマー認知症患者の脳には、この疲労物質が溜まっているのだそうです。
私は10年ちょっと前にうつで休職したことがあるのですが、
その時、脳を洗浄できたらいいのにと強く思っていました。
脳を取り出して、チューブのようにきれいな布で汚れを拭き取るという妄想をしていたのを思い出しました。
今思うと、脳がかなり疲労していたのだと思います。
「雑念」というサルが乗る電車を、プラットフォームで見送る【モンキーマインド解消法】
頭の中を雑念でいっぱいになっている状態を
「モンキーマインド」
といいます。
モンキーマインドでは当然脳は疲れます。
これの解消法が面白かったのでシェアします。
以下のイメージを持つ方法です。
- 自分が駅のプラットフォームにいる
- サルがいっぱい乗った電車がやってくる
- 電車が止まっている間、とても騒がしくなる
- しかし電車が去ると、再び静かなプラットフォームになる
このイメージを持つと、モンキーマインドを自分とは切り離して傍観することができます。
私もやってみましたが、仕事、家族、お金、将来等、いろんな電車がやってきました。
そしてその中には満員電車さながらに詰め込まれたサルがいっぱい騒いでおりました。
うるさくて仕方ない。(笑)
でも電車が去ると、平穏なイメージを取り戻すことができました。
毎日数分でもやってみようと思う
今まで何度もマインドフルネスに失敗してきた私ですが、再びやってみようという気にさせてくれた一冊でした。
私は過去をクヨクヨ悩むことが多く、自我も強いので、DMNが動き続けて非常に休息が下手なのかなと思いました。
ただそれは裏を返せば、まだまだパワーを得る伸びしろがあるってことなのですよね。
毎日数分、やってみます。