あかね噺、絶好調ですね。
2巻の帯で庵野秀明氏からコメントもらったり、今週は巻頭カラーだったり。
「私だけのお気に入り」
とか思ってましたが、あっっと言う間に不動の人気を得た感じです。
少年ジャンプで落語マンガが巻頭カラー
ってのはすごいことだと思います。
これがモーニングとか、ビッグコミックオリジナルであれば、分かるんです。
少年誌で落語ってのがすごいです。
携わったすべての方に拍手を送りたいですね。
おっと、今回書きたかったのはそれではないんですよ。
あかね噺26話より引用
このコマです。
阿良川一生があかねの落語を講評した直後ですね。
ここは、練馬屋からし、高良木ひかる、双方が、自身が阿良川一生から受けた講評は
「上辺だけのもの」
と分かってしまったから、だと思います。
練馬屋からし、高良木ひかるは、両名とも阿良川一生を尊敬しています。
なぜそう言えるのかというと、それぞれが落語を終えた後に、阿良川一生の講評を聞いて、とても嬉しそうな、満足な表情をしてるんですよね。
2人共、しっかりコマを取って表現されていたから印象に残っていました。
あかねが阿良川一生から受けた講評は講評と言えるようなものではなく、
一般人からすると意味不明なコメントでした。
ただ練馬屋からし、高良木ひかる は自身が受けた講評とのあまりのトーンの違いに
「あぁ、自身が受けた講評はしょせん上辺だけのものだったんだ・・・」
と痛感したのではないでしょうか?
今回取り上げたコマ、今まで自身に満ちていた練馬屋からしがあまりにも憔悴し、
落胆している様がとても印象的で取り上げずにはいられませんでした。
こうやって、思わず考察せずにはいられないパワーを持ったマンガに出会えて幸せです。
ここで第1話〜3話を無料で読めます。
是非読んでみてください。