大阪都構想の住民投票が2日後に迫ってます。
10年近くウォッチしてきた私としては気になって仕方ありません。
賛成、反対とも関連者は気が気でないのではないかと思います。
ツイッター見ててもまぁ双方熱い熱い。
見ててクラクラします。
どちらに転ぼうと、いろんな人がいろんなことを言いそうです。
おそらく、その多くは後出しジャンケンのような論になるのではないかと思います。
結果から逆算したら、なんとでも言えます。
そうなるのは私は嫌なので、結果が出る前に思う事を書いておこうと思います。
既得権益と戦うのは並大抵では無い
都構想の良し悪しは別として、住民投票にまでこぎつけるのは並大抵ではありませんでした。
大阪で選挙で多数を取る
↓
国政政党を作る
↓
法定協議会で議論する
↓
首長ダブル選挙(大阪府知事、大阪市長)で両方勝つ
↓
議会で多数派を取る
↓
他政党(公明党)を味方につける
私が知るだけでこれだけあります。
私はリアルタイムで見た政治の中で、これだけ多くの壁を越えてきたものを見たことがありません。
気づいてないだけならば是非教えて欲しい。
これだけやっても、世論調査では五分五分の調査結果です。
どれだけ大変なんだ・・・。
体制や制度を変えるというのは、とてつもなくエネルギーが必要なのだと痛感しました。
そりゃ遷都や道州制、実現しないわけです。
いずれも昔から言われていますけど、一向に進んでるって話聞かないですよね。
速攻で潰されているのだと思います。
きっと会社を変えるってのも、これとおんなじくらい大変なんだろうなーと思います。
そう考えると、会社の制度や風土を変えるってよりも、転職して居場所を変えたほうが楽かもです。私にはここまでパワーをつぎ込むことはできない。
避けられない戦いはありそう
今の状況は弾が飛んでいないだけで戦争です。
戦争の勝敗は選挙で決まり、
武器は情報。
今の賛成派、反対派のツイート見てたら、
「話せば分かる」
「話し合いで解決できる」
ってのは無理だなぁと感じます。
まぁ市会議員は職失うんだから、当然ですよね。
私ももし投票結果で会社失うってなったら、必死で抵抗しますし、話し合いでも納得しないでしょう。
戦いが避けられない状況ってのはあるのだなぁと感じます。
公平な情報など存在しない
当たり前ですが賛成派、反対派ともに、自身に都合の良い情報を並べます。
しかしそれにしても酷い歪曲があったので、呆れると同時に
そこまでやるか?
と恐ろしくなりました。
最も酷かったのはこの記事。
これ、4分割って言っても、「政令市への4分割」なのだそうです。
特別区への分割ではない。
確かに嘘は書いていないのですが、これで人がどのような印象を受けるのかってのは伝えるプロであれば分かるはず。
毎日新聞は大阪都構想に反対なのだなと確信しました。
ただこれ、毎日新聞にとって得なのでしょうか?
新聞って、本当のことを伝えるのが売りだと思うのですが、これで読者離れを起こすとかは考えないのでしょうか?
まぁ、機関紙としてやっていくっていうのであればいいのかもしれませんが・・・
あと、とても驚いたのがこれ。
チラシに載ってたのですが、元になったツイッターを調べてみたらこれでした。
柳本さん、2011年11月から大阪府と大阪市の二重行政はありません。それは、僕と橋下氏吉村氏とで府市統合本部、副首都推進本部という組織とそれぞれの担当事務局を設置したからです。貴方と僕や貴方と吉村知事の組み合わせで有れば、現在の大阪は二重行政で溢れていたでしょうね。 https://t.co/23CTR99JUl
— 松井一郎(大阪市長) (@gogoichiro) 2020年8月31日
このツイート見て、
二重行政が無いのに進めようとしているのか!許せん!
と解釈するのが凄いなと思いました。
これ、反対派でも一部だろうなと思っていたら、反対派のツイートでかなり見かけました。
ちょっと、信じられませんでした。
逆にあまりの歪曲ぶりに不利になるんじゃないのかな・・・
最後に予想
最後に投票の予想をしておきます。
今度こそ6:4で賛成多数では?
と思います。
(前回も6:4で賛成多数と予想して外した・・・)
前回 5年前は49:51で反対多数だったのですが、その時と比較して公明党が賛成になっていることが違うと思います。
また、大阪の状況が良い方向に動いていることは住んでいる人は実感していると思われますので、それも追い風になるかなと。
これも投票後になるとなんとでも言えるので、今のうちに言っておきます。
私が橋下さんに注目するきっかけとなった1冊です。
この本をきっかけに橋下さんに注目するようになり、
大阪維新の会に注目するようになり、
大阪都構想に注目するようになりました。
多くのことを学ばせてもらいました。
この本も良かった。
少しでもマネできればなぁと思います。