「人の意見を否定してくる者には、相手の意見を一通り訊くこと」
これ、しっかりと気をつけていきたいと思います。
人の意見を否定してくる人って、どれだけ言っても納得してくれないんですよね。
後出しジャンケンなものだから、なんぼでも否定することができる。
こういう人間に対する対処としては
「では、あなたの意見は何ですか?」
と、一度相手の意見を一通り訊くのが有効ではないかと思います。
相手の意見を一通り披露してもらうことにより、自分の意見と相手の意見を並べて比較することができる。
これでようやくイーブンな状態です。
2つの意見を比較して、相手の意見が優れているのであれば、そちらに譲っても良いかなと思います。
んで、得てしてこーゆー人間は、一通り自分の意見を言うことができません。
相手の意見のあら探しだけが上手なんですね。
まぁここまでで言いたいことは言えたので、ここまで読んでくれたら満足なのですが、
この結論に至った経緯をシェアしたいと思います。
今日は久々に腹立たしい事がありました。
私は今、部内報の編集長をしているのですが、
年度替わりの節目に振り返りをする事になりました。
ただ、やみくもにアンケートをとってもうまくいった事が無い。
何とか有益な結果を出したい。
というわけで、一度課内で自己評価してみたらどうかという提案をしました。
作り手の方で自己評価を行い、仮説を立ててからアンケートに臨めば、
有益な結果を出せるのではと思ったのです。
ところが
「最初に自己評価を…」
と言い始めたところ
「何で意見を聞かないんだ!?」
と同僚の一人が言い始めたのです。
思えば私はこの瞬間からキレていたのだと思います。
「いや、闇雲にアンケートをしてもうまくいかないのではと思い・・・」
と相手の言葉に回答していったのですがそこからは泥沼です。
相手は自分の意見を出さずにこちらの意見に文句だけ言ってればいいので楽なものです。
議論は迷走して訳のわからない方向に進んでしまいました。
挙句の果てにその同僚は他の用事があるとのことで途中で会議を退室してしまいました。
勝手なものです(="=)
その後、仕事が終わってもイライラがなかなか収まりませんでした。
会議での議論はどこが対立していたのか考えていたのですがそこで衝撃の事実に気づいたのです。
「あの人の意見が、全くわからない・・・( ゚д゚)」
あれだけ時間をかけて、ヒートアップして議論を交わしたのに、
私はあの人の意見が全くわかっていなかったのです。
あの人は、自分の意見を言わずにずーっと私の提案を否定していたのです。
2つの意見をぶつけ合ったのではなく、
私の提案が一方的に非難された。
それだけの不毛な議論でした。
否定の意見が出た時に、私は訊くべきだったのです。
「では、あなたの意見は何ですか?」
と。
相手の意見がわかれば、なぜ自分の意見が否定されたのか、理解できます。
場合によっては、それに納得できるかもしれません。
いずれにしても、今日のような不毛な議論にはならないはずです。
否定から入る人にまともにやり合うと、とても不利ですし不毛です。
このような人間には、まずは相手の意見を一通り訊く事から始めましょう。