「親の心子知らず」
ということわざがあります。
これは、子供を持った今、よくわかります。
私は両親と30歳差です。
なので47歳となった今、私は自分が17歳の時の両親の年齢になったということです。
17歳の時は、私は部活に夢中で両親のことなどまっったく考えておりませんでした。
両親が当時、何を思い、何を考えていたかはわかりません。
そしてこのことわざは、逆もまた真なりだと思います。
子の心親知らず
先日、ひょんなことから娘が受験時代、かなりメンタルが弱っていたことを知りました。
しんどいだろうなとは思っていたけど、そこまでつらい思いをしていたとは思いませんでした。
うーむ、親失格かな・・・
とも思ったのですが、まぁそんなものなのかもしれません。
親子といえどもやはり他人。
すべてを分かってあげられることはできないのかなと思います。
ただ、それでも気になるのは、彼女が本当につらい時、私は力になれていたのかな、という点です。
毎月の稼ぎで、衣食住は提供してあげられたと思っています。
学習環境も、それなりに提供できたかなと思います。
うーん・・・
まぁ完璧を望めばきりがないので、娘が受験を乗り切ったこと、
今は楽しく過ごしていることを以ってOKとしたいと思います。
子の心親知らず
このことで、私は少し、親を赦せるようになった気がします。
親に優しくできるようになった気がします。
私の10代はかなり病んだものでした。
そして、このつらさを知ってくれなかった親を少し恨んでいました。
しかし、自分も親になって、子供のことを分かってあげられなかったという事実を以って、親に対する恨みが少し和らいだ気がします。
何がどう幸いするかわかりません。
今後もこのような発見を楽しみに生きていきたいと思います。