「蜘蛛の子を散らすように」
って、どんな風景かイメージできますか?
デジタル大辞林によると、
「大勢のものが散りぢりになって逃げていくことのたとえ。」
だそうです。
冒頭の落書きは私のイメージです。
どこでだかはもう忘れたのですが、私は実際に蜘蛛の子が散る様子を見たことがあります。
蜘蛛の子は白くてふわふわしてて、それらが
「わらわらわら」
って感じで散る様子は何とも文章にし難いものがあり、本末転倒ですがまさに「蜘蛛の子を散らす」ようです。
この言葉 実際に蜘蛛の子を見た人と見ていない人では感じ方が全然違うのでは、と思います。
齋藤孝氏の著書で読んだのだと思うのですが、かつて松坂大輔が調子を崩した時、監督が
「臍下丹田」
と言っただけで調子を取り戻したという話がありました。それだけ言葉を血肉化していたのだと思います。
このように、肌感覚で感じられる言葉を多く持っておきたいなと、ふと感じました。