生きる技法 読んでみたのですが。
筆者の人生はなかなかに凄惨で、文調も重く難しく、読んでいてしんどくなりました。
その中で1つだけ理解できて響いたのが
「自立とは、多くの人に依存すること」
という一文でした。
最初は「は、何言ってんの?」って感じでまったく理解できなかったのですが、やたら何日も覚えているので考えてみると、そうかな、と納得しました。
私の解釈としては、一人の人に依存していると、その人に依存できなくなった時に立てなくなる。
しかし、多くの人に依存していると、一人に依存できなくなっても、他の人に依存できるので、自立できる。
という感じです。
私はその時、これという人を見つけると、そのひとりに徹底的に依存するクセがあります。
で、何らかの理由でその人と離れて、依存できなくなった時に激しく落ち込みます。
これはこの本を読むまではぼんやりと自覚していたのですが、今回はっきりと自覚することができました。
やはり、複数の場所でつながりを持っておくこと、とても大切だと思います。
今回書いた感想をイメージした落書きです。
しかし、あと数年後に、もう一度読んで見たい本ではあります。