https://twitter.com/yuusuke_suzuki/status/1263062410249728000/photo/4 より引用
もうかなり昔のことですが、定期的に思い出すので記事にまとめておこうと思います。
私が大学受験した頃、センター試験の国語は
- 現代文 100点
- 古文 50点
- 漢文 50点
合計200点の配点でした。
現代文は雰囲気で取るとして、古文と漢文が鬼門でした。
その時になんとなーく手に取った本が、多久先生の著書でした。
冒頭の画像でもわかると思うのですが、とても親しみやすい文体で、非常にわかりやすく、体系立てて漢文を解説してくださっていました。
ずっとやってれば馬鹿でもできる。ましてや私は馬鹿じゃないのよ(笑)
的なことを、著書で言われていた気がします。
20年以上経った今でも覚えています。
漢文に触れているわけでもないのに、不思議です。
一冊の本が、不意に自分を救ってくれる事がある
なぜ覚えているかはわからないのですが、これは私が一冊の本により救われたからなのかな?と思います。
この多久先生の本は私にとってとても読みやすかったので、スラスラと読むことができました。
勉強してる!って気負いもなく、読み物として楽しく読むことができたのです。
なので、大して勉強している気もしませんでした。
にも関わらず、私はこの本を読んで以来、センター模試の漢文パートは毎回、ほぼ満点を取ることができるようになったのです。
国語の200点中、50点はもう取れるものとして事前に計算することができる。
これは受験生の私にとって、とても頼もしい思いでした。
繰り返しになるのですが、特に期待するでもなく、どこかの本屋で、なんとな〜く、手に取っただけなのです。
あの時の偶然に、本当に感謝しています。
生死は不明なのですが、多久先生、生きておられたら100歳になられているそうです。
その節は大変お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
えー、私が読んだのって、これだったかも・・・