生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

うつが治る 食べ方、考え方、すごし方 ブックレビュー

完全復職率9割の医師が教える うつが治る 食べ方、考え方、すごし方 のブックレビューします!

感想を一言でいうと

 

「非常にバランスの取れた一冊」

 

だと思います。
うつの本って、心理療法だけだったり、食事療法だけだったりと、偏りがあるんですよね。
しかしこの本は、心理療法、食事療法、運動療法と、バランス良く言及されていて良いと思います。

 

鉄不足でうつになる

体内の鉄は脳の機能を始め、多くの機能維持に深く関わっており、欠乏すると多くの症状を引き起こすのだそうです。
その1つに、うつ状態もあるそうです。

鉄欠乏症のチェックリストは以下の通り。

 

  • 肌荒れ、口内炎など皮膚、粘膜のトラブルが多い
  • 寝付きが悪い、夜中や朝方に目覚めて眠れない
  • 皮膚によくあざができる
  • 立ちくらみ、めまいがよく起こる
  • 筋力が低下し、階段の上り下り、荷物の持ち運びがつらい
  • 夕方〜夜に疲れが出て、動けなくなることがある
  • (女性)月経量が多い

 

もう一つチェック方法があり、これはあかんべーのポーズでまぶたの裏を観察して、目との境界線付近の白っぽい部分が広いと、鉄欠乏症とのこと。
これね、基準がわからないから、自分が白いかどうか、判断できないんですよね〜。

あと、日本の鉄の推奨摂取量は10mgでアメリカの4分の1。
アメリカを始めとする諸外国は、小麦粉に鉄を添加しているのだそうです。
え、日本って、なんでそんな事しないの?
日本が嫌いなの??

心の機能に必要な4つの家族機能

  1. 子供に安心・安全な環境を与える
  2. 子供の気持ちを受け止める
  3. 子供に生き方の公式を教える
  4. 子供を教育する

 

これらの機能を満たしていない家族は「機能不全家族」と呼ばれ、心因性うつを発症しやすいといいます。
ここだけの話、うちの両親の家は機能不全家族だったよなぁと思います。
特に
安心・安全な環境
子供に生き方の公式を教える
この辺りが顕著に欠けていた印象です。
翻ってうちの子供達に、私はちゃんとこれらを与えてやれているだろうか・・・。

 

トラウマには立ち向かわず、スルーする

トラウマは、立ち向かってしまうと脳の機能を刺激してしまい、症状が悪化してしまうのだそうです。
これは脳に形成されてしまった「好ましくない神経回路」を刺激してこの神経回路を強化してしまうのだそうです。

対策としては、トラウマをスルーしてこの回路を縮小させ、他の神経回路を活動させて広げ、トラウマの神経回路も引き込んでいくと良い、とのことです。

私は27歳から10年程度、心療内科にかかっていたのですがその先生に

 

「先生、私はこのトラウマに立ち向かって克服していきたいのです!」

 

と熱く訴えたことがあります。
それに対して先生は

 

「それはとてもしんどいことやで。しばらくは置いておいた方がええ」

 

とやんわりたしなめられました。
今考えたら、こーゆーことだったのかと納得しました。
良い先生に診てもらえて、自分は幸せでした。
感謝です。

 

 

その他にも

  • 心的エネルギーを計算してみよう
  • 起きた後、とにかく4時間、寝ずに頑張る
  • 職場に戻って3ヶ月は「慣らし運転」

 

等、ためになる内容が多くありました。