「ニュースは娯楽作品」
「ニュースを断てば、1年の中で1ヶ月時間が捻出できる」
この2つが、私がこの本から得ることができた知見です。
今まで、ゴシップ記事とかは娯楽として認識していましたが、NHKのニュースも含めて、あらゆるニュースは娯楽作品なのだなと認識を改めました。
これからは可能な限りニュースを断ち、その時間を読書や学習に振り替えていきたいと思います。
ネットニュースをやめたいけど、どうしてもやめられない人や、忙しい中でなんとか時間を捻出したい人にオススメです。
周囲との話題についてはどうすればいいのか?→相手のマイブームの話をすればOK!
「いや、でも、ニュース知らなかったら周囲との話題についていけないのでは?」
この疑問は、私がNews Dietを読む前の最大の懸念でした。
共通の話題を失うのは痛いのではないかと思っていたのです。
やはりニュースは断てないのではないかと。
ただ、これに対しての答えも用意されていて、それは
「相手のマイブームについて話す」
でした。
確かにまぁニュースもそれだけを話している事は少なくて、大抵は相手の近況や、自分が最近取り組んでることを話していますね。
で、もしニュースの話題になったとしても
「え?それどんなニュースなんですか?(o(*゚▽゚*)o)」
って感じで聞けば、教えてくれますよね、きっと。
というわけで、ニュースを手放すことにためらいが無くなりました。
以下、読んでて印象に残った点をつらつらと書いていきますね。
ニュースは「能力の輪」の外にある
ニュースで知られることは所詮「能力の輪」の外にあるので、そのニュースも自身に影響しないし、自身も影響を与えられないので無意味、ということです。
また、ニュースで報じられる出来事に対して自身ができることはほぼ無いため、学習性無気力感に陥るリスクもあります。
過去10年のニュースと、自身のニュースを結びつけてみる
ニュースの無意味さを知りたければ、
過去のニュースを書き出して、
その下に、自身のニュースも書き出して、
それらがつながるかどうか、見てみるといい、と筆者は言います。
確かにまったくつながらなさそう・・・(;・∀・)
断片的なニュース情報を得すぎると、長い文章を読めなくなってしまう
ロンドンのタクシー運転手は、膨大な地図を頭に叩き込む必要があるそうです。
彼らの脳の構造は変化していて、海馬の神経細胞が発達しているそうです。
ただ、幾何学的な図を覚える能力はかなり低下したらしいです。
ここで言えるのは、脳の特定の能力を伸ばすと、代償として他の能力が低下する、ということです。
断片的な短いニュースを多く処理し続けていると、代償として長い文章を読む能力や、思考を司る回路が退化してしまうそうです。
怖い!
選挙とかも、別にニュース見てなくても問題無し
選挙や住民投票も、ニュースを見なくても問題無しといいます。
投票前にネットで候補者の
- 実績
- 公約
を確認すればOKだと。
これは腹落ちできました。
ニュースはむしろ、判断を邪魔する存在かも知れません。
偏向報道が本当に多いので・・・。
オススメニュースのアルゴリズムがヤバい
今、ネットのニュースはAIやアルゴリズムにより、オススメニュースが提供されるのですが、これにより人はどんどんニュース依存症になってしまう、という事です。
チャールズ一世が処刑された翌日も、日常が続いた
1649年、チャールズ一世が断頭台で処刑されました。
当時としては超センセーショナルなニュースではあったのですが、翌日も人々は何も変わらず日常を過ごしました、というお話です。
筆者は最初は強度のニュース中毒者だったのですが、ニュースを断つことにより
私の論拠は明確になり、
人生の充実感が増し、
時間の余裕ができ、
決断の質が上がり、
心の平安も深まった。
のだそうです。
私も最近、脳のリソース不足を痛感してるのでニュースダイエット、
是非実践していきたいと思います!