この本を知ったきっかけは、勝間塾のコミュニティーでのやり取りでした。
仕事が減らない、溢れてる、常に締切に追われる、と自身が今抱える問題を投稿したところ、塾生の方からこの本を紹介してもらいました。
それから図書館で本を予約して入手したのが3月末。
手元の貸し出し票には
「返却日 20.03.10」
とあるのですが、5月27日現在、まだ手元にあります。
いや、延滞しているのではありません(^_^;)
コロナ騒動で図書館が閉鎖され、貸出期間が延びたのです。
おかげでちゃんと読むことが出来ました。
かなり偏りがありますが、印象に残った内容をご紹介したいと思います。
総じて言われているのは「減らせ、絞れ!」
いろんな言い方をされていますが、書かれているのは
仕事を減らせ!絞って集中しろ!!
です。
この本を手に取る人は仕事をどうしても絞れない人でしょうから、1冊かけて自分を洗脳するつもりで読んだほうがいいと思います。
(それでも「全部大事」病が治るかどうかは五分五分です(^_^;))
身につまされるエピソードが満載
エッセンシャル思考になれずに悲惨な事になったエピソードが満載です。
妻の出産よりも
「クライアントとの打ち合わせ」
を優先して後から死ぬほど後悔した筆者の話とか、
18ある
「最優先プロジェクト」
を検討の末 17 に絞り、結果当然のように失敗したシニアマネージャーとか。
こうやって本で読んで客観的に見ると、バカみたいです。
でも自分はこんなバカなことやってないと言い切れるか?
程度の差はあれ、同じようなことやってます。
ほんと、身につまされる思いでした。
悪い習慣を引き起こす「トリガー」を知り、別行動に置き換える
ちょっとこの本の本質から外れるかもしれませんが、
悪い習慣にはそれを引き起こすトリガーがある。
そのトリガーを把握して、
そのトリガーで引き起こされる行動を、良いものに置き換えよう
という内容でした。
なぜか私の中にスッと入ってきました。
悪い習慣のトリガーを把握して、良い習慣に置き換えていきたいと思います。
「今、何が重要か?」を考える
ラグビーの強豪校、ハイランド高校監督は常に
「今、何が重要か?」
を常に選手に問うているそうです。
過去や未来でなく「今」に集中することにより、パフォーマンスが上がるということです。
思えば、
- 締切に遅れて周囲から批判されることや(未来)
- そもそもこんな状況になってしまった原因(過去)
ばかり考えて、今に集中できていなかった気がします。
「今、何が重要か?」
常に自分で自分に問いかけていきたいと思います。
「大事なのは全体の一部だ」と腹落ちできればもうけもの
そもそも全部大事と思っている人はその思い込みは強固です。
「はぁ?優先順位なんか決められっか!全部大事なんだよ!!(# ゚Д゚)」
って私も思ってました。
しかしこの本を読んで、
「大事なのは全体の一部かもしれない」
と少し認識を変えられたのは大きな収穫だったのではないかと思います。
仕事を断るテクニックや、人付き合いをやめる等、賛同しかねる内容もいくつかありました。
しかし、仕事を絞っていったほうが良い、と認識を変えることが出来たのは良かったです。
思えば先日書いた、優先順位付けのアイディアを実践することが出来たのも、エッセンシャル思考で学んだ内容が無意識にまで浸透した結果なのかもしれません。
エッセンシャル思考 マンガ版もあるんですよね。
ブックレビューを書いていて、改めて書かれている内容を血肉化したいと感じたので、今ポチりました。
読んだらまたブックレビュー書きますね。