生きるのをもっと楽に、楽しく

1976年生まれの男性。 コピー機メーカー勤務の会社員です。 いろいろ生き辛さを感じていて、ちょっとずつでも生きるのを楽に、 そして楽しくしていきたいなぁと感じています。 このブログを通じて波長の合う人とつながれればいいなぁと思っています。

ナッジのあるべき姿について書かれた本【ナッジ!?自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム ブックレビュー】

 「男性の小便器にハエのステッカーを貼ったところ、清掃費用が大幅に削減された」

という話をきっかけにナッジに興味を持ち、読んだ本。

ナッジの今後のあるべき姿について章ごとに別の人が執筆しています。

先に書いたハエのステッカーみたいな事例が詰め込まれた本を期待していたのですが、そういう本ではありませんでした。

狙った内容でなかったという意味では失敗でした。

ただ、冒頭のケース紹介と末尾の書籍紹介は良かったのでご紹介します。

 

冒頭で紹介されていた優れたナッジ

関西の鉄道の椅子の向き

trafficnews.jp

駅ホームのベンチの向きを90度変えたら、転落事故が削減されたという内容です。

ホームドア設置することを考えたらコスパいいですよね。 

 

八王子市の大腸がん検診キット送付

xtech.nikkei.com

八王子市では毎年市民に大腸がん検査キットを送っているらしいのですが、

「来年も検査キットを送ります」

と書類に書くよりも

「検査結果を送ってこなかった場合、来年は検査キットを送りません」

って書いたほうが検査結果を送ってくる率が高かったという内容です。

これ、選挙でもやったらいいと思うんですよ。

「今回投票しなかった場合、次回の投票権は剥奪します」

ってな感じで。

 

コンビニおにぎり廃棄削減

https://shikakeology.org/pdf/TBC2018003.pdf

上記リンクは論文へのリンクです。

 

人って食品とか取るとき、賞味期限が遅い奥側から取っていくじゃないですか。

その傾向を逆手に取って、おにぎりの列の真ん中あたりに鏡の仕切りを取り付けて、手前のおにぎりをお客様にとってもらって廃棄を減らしたって施策です。

 頭いいですよね。

 

次に読んでいきたい書籍 

末尾に紹介されていた関連書籍で、次に読みたいなぁと思った書籍をシェアします。 

 

 

仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

  • 作者:松村 真宏
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: Kindle版
 

 

ソーシャルデザイン実践ガイド

ソーシャルデザイン実践ガイド

  • 作者:筧裕介
  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: Kindle版