私は、自分が思った以上に人の言うことを真に受けていることに気づき始めました。
例えば、
「辞めちまえ!」
って言われたら本当に辞めなければいけないと思っていました。
「死んでしまえ」
と言われたら本当に死んでしまわないといけないと思っていました。
仕事で無理難題を言われたら本当にそんな無理難題をやらなければいけないと思っていました。
大嫌いだと言われたら、本当に嫌われているんだと思っていました。
けど、違うんですよね。
「辞めちまえ!」
って言った人は怒りを表現したかっただけで、本当に辞めてほしいと思っているわけではない。
「死んでしまえ」
って言った人も、怒りや憎しみを表現したかっただけで、本当に死んでほしいと思っているわけではない。
仕事で無理難題を言う人も、必ずしもそれを求めているわけではない。
もちろん、本当に辞めてほしいと思ったり、本当に死んでほしいと思ったり、本当に無理難題やってほしいと思っているケースもあるでしょう。
ポイントは、その言葉のすべてが本当ではない、ということです。
逆のケースもそうです。
「あなたのことが好きです」
と言っても好きではないかも知れないし
「あなたのことが大切です」
と言われても、大して大切ではないのかも知れません。
「人の言うことを真に受ける」
というのは、アスペルガーというか、自閉症スペクトラムの人間の典型的な症状です。
私には軽いアスペルガーの症状があるというのは理解しているのですが、自分をメタ認知しきれていない気がします。
今回の気付きは、自分の世界を広げてくれる、大切なものかも知れないと感じています。
これをとっかかりに、世界を広げていければと思います。