この本には、人には象さんと象使いがいると書かれています。かなり昔に読んだ本で、イマイチ自分の中にそんなものがいるとは実感できなかったのですが、先日、自分の中の象さんを強く認識しました。
その日はとても調子が悪く、私は仕事でとてもへばっていました。
そして日々の不満に我慢ができなくなり、思わず上司に明日有給を取ると申請しました。
すると、明日休めるということに私の中の象さんがとても反応したのか、その日はとても頑張ることができました。
普段は全然頑張れなく定時後2時間ぐらいでへばってしまうのに、その日は4時間も残業をしてきりのいいところまで働きました。
そして働いた後はクタクタに疲れてるはずなのに、明日が休みで嬉しいのか、全く疲れを感じませんでした。
むしろウキウキとした気分になっていました。
この高揚感は、自分の意識下には無いものだったので、私はとても戸惑いました。
私の中には私が御しきれない象さんがいる。
そしてその力はとても強大であり、私の意識の力はとても小さく、まさしく象使いのそれぐらいの力しかないということをまざまざと実感しました。
だとするとこの象さんをどのようにして象使いが御していくのかというところが課題になってきます。
知識が血肉化する瞬間を自覚できて良かったです。