「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」
を読みましたのでブックレビューします!
どんな本か?
これは、著者である寺澤伸洋さんが20代の頃の上司 Nさんから学んだことを1冊の本にまとめたものです。
kindle unlimited に契約されておられる方は無料で読むことができるようです。
軽快なトーンで書かれており、まるで著者と雑談をしているような気持ちでサクサクと読み進めることができます。
どんな感じか知りたい方は寺澤さんのブログを先に読まれると良いかもしれません。
トーンも同じですので自分との相性がわかると思います。
この本から得られるもの
結論から言うと、仕事に行き詰まりを感じておられる方は、この本からいくつか打開案を得られるのでは?と思います。
理由は3つあります。
1つ目は、項目が34に分かれていること。
項目が細かく分かれていて、読みやすいです。
目次を眺めて、気になるところから読み始めても良いかもです。
2つ目は、各項目の最後に、まとめがある。
「Nさんの伝えたかったこと」として、各項目の最後にまとめが箇条書きで書かれています。
一度読んだ後は、このまとめだけ読んでも、内容を思い出せるかもです。
3つ目は文章のトーンが軽快で話が頭に入りやすいこと。
仕事で行き詰まってる人って、大抵くたくたに疲れているんですよね。
「難しい本なんて読めねーよ\(`0´)/」
って感じで(^_^;)
そんな状態でもトーンが軽快なので友達の話を聞くかのごとく読み進めることができます。
以下、私が印象に残ったものを3つご紹介します。
要素分解
「考えることは要素分解することだ」
という言葉が印象的でした。
私、仕事でよく悩んでるのですけど、
とにかく大変、といつも思ってました。
- 何が大変か?
- 時間が無いのか?
- スケジュールが大変なのか?
- 他のチームと調整が大変なのか?
- 人間関係が大変なのか?
- 仕事の内容が大変なのか?
と、要素を分解していけば、
あ、実は時間的には大変でなく、実は調整が大変なのかも?
と気づくことができました。Nさん風に言えば私は
「考えてない」
だったのですね。(^_^;)
この考え方は今後も是非使っていきたいです。
論理の飛躍をなくす
これもあまり人に話が通じない私にとっては印象的でした。
- 自身の思考の過程を明らかにすること
- 思い込みによる決めつけをしないこと
と書かれていますが、どちらも心当たりありすぎて反省です・・・
まずは自身の思考の過程を、しっかりと言語化することから始めたいと思います。
思考はまず A3の紙に鉛筆で
「考える時はA3の紙に鉛筆で!」
これは、いきなりパワポなど使うと思考が広がらない、
そして紙を使うときもボールペンだと消せないて記載を躊躇してしまうので鉛筆を使うべき、
という教えです。
考える時は手書きの方がはかどるよなぁと思っていた私としては背中を押された感じがしました。使っていきたいです。
他にも会議ではホワイトボードを最大限活用すべし!
ってのがあるのですが、GAFAの部長の武器が
- 紙
- 鉛筆
- ホワイトボードマーカー
というのが面白いなと思いました。^^
番外: 未読メールについて
この本である意味一番印象に残ったのは「メールを見ない」の項です。
Nさんはメールを見ない人だったそうなのですが、寺澤さんも未読が10万通を超えておられるとのこと。
未読メール10万通!∑(゚Д゚)
マジか!
GAFAの部長でも未読10万通あるんや!!
私、未読メールが多いのがコンプレックスでして。
同僚からの
「メール来てますよね?」とか、
「メール見てます?」
等のコメントにへこんでいたのです。
でもこれからは
GAFAの部長も未読10万通あるんやで!
と言ってやります!(心の中で)
今回、ブログにまとめるの当たって読み直しましたが、最初ピンとこなかった項目も
「あ、良いかも!」
と思ったり、まだまだ気づきがありそうです。
すぐに使えるファシリテートテクニックから概念的なものまで幅広く網羅されていますので、仕事に行き詰まりを感じる人達に是非一度読んでみてもらいたいです。