オリンピックの関係で連休ですが、今回の連休一番の収穫は、この本を読めたことかなと思います。
私が感じたのは以下の通りです。
- 世界はひそかに良くなっている
- 未来は自分が思うよりもずっと速くやってくる
- ニュースを控え、信頼できるインフルエンサーから情報を仕入れていこう
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 でも学びましたが、世界はひそかに良くなっているようです。
これは、一般のニュースやテレビ番組を見続けていると絶対に感じられない感覚です。
マスコミってネガティブなニュースを多く流しがちですしね。
そしてこの本の原題は
「The Future Is Faster Than You Think」
直訳すると
「未来はあなたが思うよりも速い」
です。
読んだ後となるとこちらのほうがしっくり来ますが、邦題「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」も、本のエッセンスをしっかり表現できていて素晴らしいと思います。
この本を読んで私達がやるべきことは正に「備える」これしか無いと感じるからです。
私は具体的には
- ニュースを控える
- 信頼できるインフルエンサーから情報を仕入れる
をやっていきたいなと感じました。
TV他、マスコミのニュースはマイナスの方向に歪められ過ぎている気がします。
これはもう、そういう仕組みだから仕方ない、と思うしかないですね。
かと言ってイチから情報を仕入れていく自信も時間も無い。
なので、信頼できるインフルエンサーが提供してくれる情報を取っ掛かりにしていくしかないかなと思っています。
私の場合は勝間和代さん、キングコング西野さん、マナブさん、大河内薫さん、等になりますかね。
以下、印象に残った点をつらつらと書いていきますね。
多くの仕事が消えるが、それ以上に多くの仕事が産まれる
これからの10年で、これまでの1世紀を上回る富が産まれる、と本書には書かれています。
よく聞く報道ではAIが多くの産業を破壊すると言われていますが、新しい産業は破壊よりも多くの産業を生み出します。
インターネットで消失した雇用が1とすると、新たに生み出された雇用は2.6との研究結果があるそうです。
ブロガー、ユーチューバーもインターネットが生み出した雇用ですしね。
日本でなぜか報道されない「ハイパーループ」
ハイパーループとは、ハイプの中を真空にして、その中をリニアモーターカーを爆速で走らせる、といった構造の乗り物です。
これ、10年以内にアメリカの都市間を結ぶ計画が立てられているそうです。
不思議なことに日本ではあまり報道されていませんよね。
私も本書で初めて知りました。
30年以上前 私が小学生の頃ですが、Newtonという雑誌の未来予測特集号を買ったことがあります。
そこに、このハイパーループについては書かれていました。
概念自体は昔からあったのですね。
当時は
「おーなるほど。理にかなった乗り物だなぁ」
って思ってて、大人になってからもふと思い出して
「あれ?あれから30年経ったけど実現しなかったなー」
とかぼんやり思っていたのですが、ついに実現するみたいですね。
ワクワク(o(*゚▽゚*)o)
ブロックチェーンの凄いところは、現物のようにやり取りできること
ブロックチェーンの凄いところは、現物のようにやり取りができること、だと思います。
逆に言うと今は、それができない。
本書に書かれていた例ですが、「メールを送る」にしても、実際には「メールのデータ」が送られていて、そのメールのデータは私達の「送信済みメール」に存在する。
コピーされているんですね。
実際の手紙だとこうはいかない。
「いいじゃん、便利で」
と思うかもですが、これがお金だと問題になる。
食事代として1000円払っても、手元にそのコピーが残っていたら問題ですよね。
ブロックチェーン技術はざっくり言うと、このような問題を解決してくれるものだと思います。
2000年代に、音楽がCDから配信に変化している時に「コピーガード技術」という不毛なものがあったのを覚えておられる方も多いと思いますが、あの手の問題を解決してくれるのかなぁと思います。
後、よくわかりませんがARで炎の剣が目の前に落ちてきて、剣の柄に記載されている暗号を解くと、ゲームデザイナーのリクルート案内が流れる、とかいうSFマンガみたいなことも実現できるらしいです。凄すぎ(;・∀・)
孫正義氏が莫大な資金を集め、テクノロジーに投資しようとしている
最近Twitterを更新してない孫正義さんなのですが、実は「ビジョンファンド」と呼ばれるファンドで莫大な資金を集めているらしいです。
サウジアラビアの皇子とか、アップルとかから1000億ドルほど集めてるらしい。
その資金がテクノロジーに投資されていくと考えると、そりゃ技術は爆速で進化しますよね。
私達が1年生きる間に、科学によって寿命が1年延びている
寿命を延ばすための3つのアプローチは以下、3つのアプローチがあるそうです。
- 細胞分裂が停止した「老化細胞」を修復する「セノリティクス薬」
- 「若き血」と呼ばれるアプローチ
- 幹細胞の制御
正直よくわかりませんが、これらのアプローチは確実に結果を出しているそう。
レイ・カーツワイルという人が「寿命脱出速度(LEV)」という事を言っておられるらしく、これは
「私達が1年生きる間に、科学によって寿命が1年延びる」
ということらしいです。
マジか。
Amazon創業者 ジェフ・ベゾス氏は昔から宇宙への情熱を持っていた
ジェフ・ベゾス氏は高校生時代から宇宙への情熱を持っていたそうです。
Amazonを創業したのもそのためで、まず金持ちになって、その金で宇宙を開拓すると言っていたそうです。
ブルー・オリジンも2000年に設立していたのですね。
てっきり、Amazonにも飽きて、最近宇宙に手を出したのかなと思っていました。
勘違いしててすみません。
「ジェフ・ベゾス、イーロン・マスク、凄いなー。それに比べて日本は・・・」
と思いかけて、
「そうだ、日本には堀江貴文さんがいる!」
ということを思い出しました。
この記事のためにググってたら、最近も成功したみたいですね。
凄い。
てかこのニュース、全国区でもっと大々的に報じられてもいいんじゃない?
きっとそのうちもっと大きな事を成し遂げた時に初めて報じられて、一般の人達は「いつの間に!?」とか思うのでしょうね。
堀江貴文さんも注目すべきインフルエンサーですよね。
ブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI)で念じるだけで操作が可能に
すごすぎてついていけないのですが、脳に何か埋め込んで、脳と機械やネットワークとつながっていくみたいです。
何が凄いって、もうインターネット越しに脳から脳に言葉を送ったり、ゲームをしたり、ドローンが操縦できたりしているようです。マジか。
そして脳がクラウドとつながっていくと、個々の人間では実現し得ない超知能、みたいなのが誕生するともされています。
攻殻機動隊の世界が本当に現実に迫ってきていますよね。
私達がやるべきことは情報収集しか無い【インフルエンサーに乗っかろう】
これを読んで私は
「これは、置いていかれるとヤバい!( ゚д゚)」
と思いました。
かと言って投資家でもない私にできることは限られている。
できる事と言えば、情報を仕入れて衝撃に備える、くらいでしょうか。
殴られる前に腹筋に力入れとくとか。
転ぶ前にヘルメットかぶっとくとか。
そんな感じでしょうか。
本書の最後にも、「これ見とけ」って感じでいくつかサイトを紹介されているんですけど、なんか難しそうなんですよね。
なので、インフルエンサーに乗っかっておくのが一番ラクでいいかなーって思います。
VoicyやYoutubeでインフルエンサーの発言や行動をなんとなく見とく。
で、興味のある書籍やサイトがオススメされたらそれを読む。
で、そこで知らない言葉や興味のある情報があればググってまた調べる、
って感じで情報を拡げていくのが一番現実的かなぁって思います。
確かこの本もマナブさんが紹介されていた本ですしね。
分厚くて読むの大変そうだな、と思ったのですが、読んでとても良かったです。
今年読んだ本の中では一番かも。
これからの10年を生きるのが楽しみになる一冊なので、とてもオススメです!