私は過去に2度、子供を助けたことがあります。
一人は、子供と一緒の習い事に来ていた子供です。
母親が嫌がるその子をその場に置いて、そのまま自転車で走り去ってしまったんですね。
その子は母親を追いかけていましたが、その後、泣きながら戻ってきました。
私はその子を、母親が戻ってくるまで慰め続けました。
もう一人は、飢えている子供です。
ある日、子供の友達が真っ青な顔でベンチに座っていました。
聞くと、昨晩から何も食べてないという。
保護して、母親に引き渡しました。
印象的だったのが、いずれも母親から感謝の言葉が無かった事です。
2人目の母親に至っては、私を完全に無視して、一瞥もありませんでした。
これには腹が立ちましたね。
感情の起伏である程度子供につらく当たることもあるでしょう。
ただ、子供が誰かにお世話になったのなら、しっかりお礼を言うのが筋だろうと思います。
(あ、はい。私は心の狭い人間です(笑))
そう思う一方、母親によほど余裕が無いのだろうなとも感じました。
子供に辛く当たらざるを得ないほどに消耗している。
子供を助けてくれた人に感謝の一言も言えないほどに余裕が無くなっている。
とても悲しいことだなと感じました。
いずれももう何年も前の話ですが、時折思い出します。